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美容クリニック約1,600施設の公式サイトを調べて分かった、読み違えられやすい3つの書き方

分院ごとの取り扱い、グループ共通のページ、製品名の書き方

データベース研究ノート

患者がAIに「大阪でボトックスビスタを使っているクリニックは?」と聞くと、AIは各クリニックの公式サイトを読んで答えます。

当ラボは2026年10月、大阪府・東京都の美容クリニック約1,600施設について、公式サイトに書かれている施術と製剤・機器を、根拠の記載・出典つきで整理したデータベースを公開しました。その作業の中で、AIが確かめにくい書き方が見つかりました。

1. 「◯◯院限定」の注記が、品目から離れている

複数の院を持つクリニックでは、料金表や機器の紹介に「銀座院限定」「横浜院のみ」といった注記がよく付いています。この注記が品目の名前から離れた場所(表の下、ページの末尾など)にあると、どの院で受けられるのかを取り違えやすくなります。

データベースの点検でも、こうした注記は、AIエージェントで1件ずつ確かめ直さないと把握できませんでした。

2. グループ共通のページに、どの院で受けられるかが書かれていない

グループで1つの料金ページや施術ページを共有しているクリニックは、大阪で84施設、東京で373施設ありました。こうしたページに製剤名や機器名が載っていても、どの院で提供しているかが書かれていないことがあります。

品質の確認のために選んだ120組(施設×製剤・機器)のうち、21組(17.5%)は、グループ共通のページの記載しか無く、その院で提供しているかを確かめられませんでした。

患者がAIに「◯◯クリニック新宿院でこの機器を使っているか」と聞いたとき、グループ全体の記載しか無ければ、新宿院のことかどうかは本来分かりません。

3. 製品名を書かず、メーカー名だけを書いている

「アラガン社製のボトックス」とだけ書き、製品名(ボトックスビスタなど)を書いていない施設が、大阪で18施設、東京で65施設ありました。製品名で探されたとき、こうした施設は見つけにくくなります。

自院のサイトで確かめたいこと

  • 院を限る注記(「◯◯院限定」「◯◯院では取り扱いなし」)は、品目の名前のすぐ近くに書かれているか
  • グループ共通のページでは、品目ごとに受けられる院が書かれているか。院ごとのページがあるなら、その院で提供するものだけが書かれているか
  • 製剤・機器は、メーカー名だけでなく製品名で書かれているか
  • 他院の情報(ほかの院の名前や料金)が、院のページに混ざっていないか

これらを整えておくと、AIや第三者が自院の情報を取り違える余地を減らせます。

このデータベースについて

公式サイトの記載は2026年10月2日〜7日に取得したもので、対象は大阪府・東京都の、注入と機器の一部の区分です。「記載が無い」は「提供していない」という意味ではありません。

公開前に誤りの割合を確かめ、その方法と結果を調査方法のページに書いています。誤りは見つけ次第訂正し、訂正履歴に載せています。

データベース:大阪府・東京都
調査方法と訂正窓口:調査方法・更新ポリシー(美容クリニック)

Verification Reports

あなたのクリニックは、AIにどう読まれているか

患者が実際に使う質問でAIに繰り返し聞き、あなたのクリニックが候補に挙がるか、サイトのどのページが読まれ、どのページが読まれていないか、代わりにどこが挙がっているかを検証し、改善の論点に整理します。正式提供は準備中ですが、先行して個別のご相談に応じています。

※ 順位向上保証・掲載保証・推薦保証は行いません。観察と改善論点の整理を目的としています。