- 定義
- E-E-A-T
Googleの「検索品質評価ガイドライン」で用いられる、ページ品質評価の4要素。 Experience(経験)/ Expertise(専門性)/ Authoritativeness(権威性)/ Trustworthiness(信頼性)。 YMYL領域(特に医療・金融)では実装の有無がページ品質判定に大きく影響する。
なぜ自由診療クリニックでE-E-A-Tが特に効くのか
医療領域はGoogleのYMYL(Your Money or Your Life)に該当し、品質評価が他領域より厳格に運用されます。 自由診療領域はさらに、患者にとって判断が難しく、誤情報の影響も大きい分野です。 そのため、信頼性を示す情報が欠けていると、すぐにマイナス評価につながりやすい領域です。
LLMが引用先を選ぶときも同じような基準が観測されており、E-E-A-Tの整備はSEOとLLMOの両面で効きます。
4要素ごとの実装ポイント
Experience(経験)
- 院長・在籍医師の 臨床経験年数・症例数(広告ガイドライン準拠の表現で)
- 症例蓄積に基づく独自の知見を記事化(個別症例の特定なし)
- 「治療領域 × 経験年数」をプロフィールに構造化
Expertise(専門性)
- 所属学会・専門医資格・認定医資格を構造化データ(Person.hasCredential)で明示
- 学術発表・論文・書籍執筆の一覧を整備
- 「専門領域」を Person.knowsAbout で明示
Authoritativeness(権威性)
- 学会公式サイト・大学公式・公的データベース(医師等資格確認検索)への
sameAsリンク - メディア掲載実績・取材実績の整理(ただし誇大表現を避ける)
- 編集方針・運営者情報ページの整備
Trustworthiness(信頼性)
- 運営法人情報の完全開示(法人名・所在地・連絡先・代表者)
- プライバシーポリシー・利益相反開示
- 出典明示・更新日明示
- HTTPS・サイトの基礎技術品質
78%
E-E-A-T関連実装を網羅的に行ったクリニックサイトのうち、3か月以内にAI検索回答での言及が観測されたサイトの割合
出典: 2026年Q1実測 / n=23
構造化データの優先実装リスト
クリニックサイトで実装すべき構造化データは以下です。
OrganizationまたはMedicalBusiness(運営法人 / クリニック)Person(院長・在籍医師)Article(記事ページ)BreadcrumbList(全ページ)FAQPage(FAQ含むページ)Service(提供メニュー)WebSite+SearchAction(サイト全体)
まとめ
- E-E-A-T は YMYL 領域で実質的なふるい分けとして働く
- 自由診療クリニックは「経験」「権威性」の構造的明示が弱くなりがち
- 構造化データと運営者情報の透明化が最大ROIの一手
よくある質問
- Q. 「Experience」を医療領域でどう証明すべきですか?
- A. 医師個人の臨床経験年数・症例数(広告ガイドラインに留意した範囲で)・所属学会・専門医資格を整理して表示します。Googleが評価する「Experience」は本人が実際に経験しているかどうかです。医療行為の経験を伝えるなら、医師プロフィールを構造化データで整えるのが最も有力です。
- Q. 院長プロフィールはどこまで詳細に書くべきですか?
- A. 経歴・所属学会・専門医資格・発表論文・受賞歴をひととおり載せ、学会公式・大学公式・公的データベースへのリンクを `sameAs` で明示するのが理想です。LLMOでも、こうした情報が引用されやすさに寄与します。
出典 / 参考資料
- Search Quality Evaluator Guidelines — Google / 2025E-E-A-T の評価枠組みの一次情報
- 医療広告ガイドライン — 厚生労働省 / 2024-09
関連記事
- AI検索
AI検索エンジン4種の比較
- LLMO
LLMO入門:AIに引用される条件